1200人集まり大盛況
「越谷市大袋地区を盛り上げたい」と、地元の手作り菓子店オーナーとハンドメイド作家が企画した「第1回大袋ファミリーフェスティバル」が2日、同市大竹の大袋幼稚園(竹村厚子園長)で開催された。会場にはオープンと同時に人が詰めかけ約1200人が集まる大盛況。家族で見て、食べて、遊ぶマルシェを堪能した。
屋内にはハンドメイド系27、美容系3、飲食系14、屋外にはキッチンカー3台の計47店が出店する大規模なマルシェとなった。
企画したのは、「おやつ工房ひびのや」(同市袋山)の渡邊裕子さん(58)とハンドメイドハウス「Aso美ba・koshigaya(あそびば・こしがや)」の大里美由紀さん(59)。
きっかけは、ひびのやの常連客が大袋幼稚園の関係者だったこと。マルシェ開催を打診したところ、いい返事がもらえたという。幼稚園でやるからには子ども連れの家族で来てほしい。そんな思いから渡邊さんと大里さんは「ファミリーフェスティバル」と名付けた。
幼稚園も園児にチラシ計400部を配って後押ししてくれた。そのかいあって、開店と同時に家族が詰めかけた。
母親の古川美波さん(31)と来た明凜ちゃん(5)は楽しそうに宝石箱を作った。プラ板に絵を描きキーホルダーを作るワークショップでは、兵藤侑夏さん(7)と、「絵が大好き。ウサギを描いている」という大門凜香ちゃん(5)の2人が奮闘していた。
美容系では、「ネールケアSU・PLUS」の小笠原壽恵子さんがマルシェ価格(1800円)で高橋利光さん(61)の爪を磨き、ハンドオイルを付け、もみほぐしをしていた。爪は1か月に1回メンテナンスをすると状態が保てるという。高橋さんは「モチベーションを上げるのにいい」とさっぱりした爪を眺めて話した。
飲食系は終了の1時間前にほとんどが完売した。「店の商品がすごく売れた。駐車場もあるし、貸していただけるなら、年に1、2回はやりたい」と、渡邊さんは大成功をかみ締めていた。
今月22日には、ひびのや主催のマルシェ「こつこつ」vol37、オトナ女子癒(いや)しの日11が袋山自治会館で開催される。「もっともっと大袋を盛り上げたい」と渡邊さんは話していた。