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草加/市民らが丁寧に 芭蕉像お身拭い

 草加市の札場河岸公園内で12日、松尾芭蕉翁像の「お身拭い」が行われた。

 山川百合子市長が「松原の並木道を中心にまちづくりが進んでいる。草加のまちから幸せを広げてもらいたい」と述べ、雑巾を手に芭蕉像に積もったほこりや排気ガスの汚れを拭き取っていった。市民らも続き、芭蕉像が終わると、近隣する「おせん公園」で芭蕉の弟子、河合曾良像もきれいに拭きあげた。

 今年は芭蕉の生誕380年に当たる。旅立つ芭蕉の姿に扮した「草加宿神明庵運営協議会」の青柳優会長は「次の1年の無事を祈願し、誇れる草加を作り上げていくと像にご報告をした」と述べた。

 お身拭いは、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出立した5月16日(旧暦3月27日)を記念し、毎年その前後に、同協議会と「草加市奥の細道市民推進委員会」が共催して行っている。
 今回は市民ら約60人が参加した。