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越谷/大賞に越谷の松原さん KODOMO新聞作文コンクール

自由に思い込めた400字 素直な着目点を評価

400 字作文で大賞を受賞した松原さん
400 字作文で大賞を受賞した松原さん

 「日本一自由な作文コンクール」を目指している読売KODOMO新聞の「400字で言わせて!」で、越谷市立東越谷小学校1年(当時。現2年生)の松原礼実さん(7)の「ひじがすき」が見事、大賞の「読売KODOMO新聞賞」に輝いた。小さい頃から人のひじに触るのが好きなことを素直に作文にし、審査員から「着目点がいい」などと高い評価を得た。松原さんは「塩としょうゆが好きだから、次は『味』を書いてみたい」とやる気満々だ。
 松原さんは、小さい頃から人のひじをつねるように触るのが好き。作文では、ひじの小さいつぶつぶやざらざらした様子がよく表現されている。触って「100点」なのは、72歳の祖母のしわしわのひじ。逆に「0点」はつるつるすぎる弟のひじという。
 応募のきっかけは、父親の健太さん(40)から勧められたこと。「好きなことを書けばいい」と言われ、夢中になっていっぱい書いた。
 審査では「感覚を研ぎ澄ましている年齢だからこそ(の作品)」などと評価された。
 元々、両親や友人に手紙を書くことが大好き。「学校頑張ってね」など短い文章だが、気づくと何か書いている。最近は友人4人と4㌻の本を作った。
 ともに音楽教師の両親、健太さん、須美子さん(39)と、姉の未空さん(9)、弟の壮志君(5)の5人家族。「今年から何かを始めたい」(健太さん)と、3月に和歌山県を元気にする歌を競う「わかうたコンテスト」に「かつまたばれんファミリー」として参加。松原さんと母が歌、姉と弟がダンス、父がピアノを弾いてオリジナルソングを披露し、優勝した。
 誕生日には電子ドラムを買ってもらった。「好きなことを自由にやらせたい。礼実のドラムと僕のピアノでセッション出来たら」と健太さんは目を細める。
 好きな教科は算数、嫌いなものは泥棒と地震。将来はケーキ屋さんになりモンブランを作るのが夢だ。