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松伏/子育て家族 支援の場に

カフェ開店 準備資金募る

子育てカフェ開店を目指
す大塚代表(前列右から
2人目)らスタッフ
子育てカフェ開店を目指す大塚代表(前列右から2人目)らスタッフ

 松伏町で子育て支援などの事業を展開しているNPO法人「親子サポートぽっぽ」(大塚節子代表)が、新たな事業として同町上赤岩に「子育てカフェPiccolo(ぴっころ)」をオープンさせる。その準備費用とするため、24日までクラウドファンディングで寄付を募っている。目標金額は300万円で、3日現在、約126万円が集まっている。
 ぽっぽは2006年にNPOとして認可されて以来、18年間にわたり、ファミリー・サポート・センター、地域子育て支援センター、女性相談などの委託事業を行い、子育て親子にとって居心地のよい場所を提供してきた。
 だが、土日の居場所がないことや利用できる保育サービスが不足していること、さらに行政からの委託がなくなった場合、居場所がなくなってしまう可能性があることから、子育て家族や地域の誰もがほっとできる「子育て応援・みんなの居場所づくり」を計画。子育てカフェとして5月31日にプレオープン、6月下旬に本格スタートさせる予定だ。
 室内にはマットを敷いて子どもの遊べるスペースを確保し、同時にパパ、ママたちが落ち着ける空間も作る。庭にテーブルを広げ、子どもを遊ばせながら食事ができるようにする計画で、ホットサンドやパスタなどを提供する。「パパ、ママだけでなく、多くの人の憩いの場所を作りたい」と大塚代表は話す。将来はここで子ども食堂をオープンするのが夢だ。
 寄付は「READYFOR(レディーフォー)」(https://readyfor.jp/projects/poppo1866)で受け付けている。寄付額は3000円からで、1万円以上の場合、カフェ利用券やカフェに支援者として名前掲載(希望者のみ)などのリターン(お礼)を用意している。目標金額に達した場合のみ寄付を受け取れる方式で、ぽっぽは「居場所づくりにぜひご協力を」と呼びかけている。