能登を応援 会場に募金箱 26万円集まる
草加市よさこい振興会(保坂紀生会長)が3月17日、「能登半島地震復興支援チャリティよさこい ㏌ 草加」を松原団地記念公園と商業施設「TOBU icourt(トーブ・イコート)」間の歩行者専用道路で開催した。
草加市から被災地に笑顔と支援を届けようと、県内外から15団体約400人が参加し、華麗な踊りを披露した。沿道や公園、商業施設のテラスなどには大勢の観客が集まり、拍手や歓声が起きていた。
草加市青柳の廃棄物収集運搬処理業「SCS」(野崎友義会長)が昨年、同振興会に寄贈した「地方(じかた)車」も、イベントの盛り上げに一役買っていた。途中、音響機器の不具合で音楽が途切れるトラブルもあったが、団体が自ら声を上げて歌い踊りきると、観客から盛大な拍手が起きていた。
イベントは、よさこいを通して能登半島地震の被災地を支援しようと、同振興会が山川百合子市長に相談し実現したもの。会場には募金箱が設置され、26万1372円が浄財として集まった。支援金は草加市に寄託され、全額被災地に送られる。
同振興会の田畑圭介事務局長は「よさこいを踊るメンバーだけでなく、皆さんから被災された人々への温かい応援の気持ちをいただいた。本当にありがたい気持ちでいっぱい」と話していた。
この日は山川市長も駆け付け、「草加の地から元気や笑顔、応援を被災地に届けます。よさこいの応援と同時に募金にも協力いただき、感謝します」と述べた。