三郷市を中心に演奏活動を行っている創作和太鼓団体｢豊屋｣(小林豊代表)が3月24日、同市鷹野文化センターで｢和太鼓豊屋単独公演2024 彩吹 Passion Bloom｣を開き、約300人が来場した。
この日は｢志童｣｢Burning‼｣｢TAGIRI｣｢春一番｣｢忍｣など、アンコール曲を含め計11曲が披露された。和太鼓の響きのほか、チンドン屋とダンスのパフォーマンスあり、小林代表(57)による巧みなトークありで、会場は大いに盛り上がった。来場者は｢来年も楽しみ｣｢これだけの迫力のある和太鼓の演奏はなかなか見られない｣などとうれしそうに話していた。
また、三郷市PR大使でプロ和楽器奏者の小林美優さん(23)も特別出演。両親が引っ張るかつての所属団体の単独公演に、篠笛や和太鼓で華を添えると同時に、ソロの演奏でも会場を沸かせた。
演奏を終えた小林代表は｢2019年の初の単独公演以来、現在に至るまで人数や活動の制限など多くの困難があった｣とし、｢大きな拍手と温かい励ましで活動を続けることができた。今後も可能性を追い求め、創作楽曲を演奏していく｣と話していた。
同団体は2013年に結成。現在、10～50代の12人で活動しており、｢成田太鼓祭り｣や｢松本城太鼓祭り｣など全国の大規模な和太鼓祭りに参加。21年にさいたま市文化センターで行われた｢太鼓祭り2021 第13回日本一決定戦｣にはゲストとして参加している。