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草加/小学生が腕前競う熱戦 「お宝かるた大会」

市への郷土愛育む

優勝目指し、熱戦を繰り広げる児童たち

 「今様草加宿杯第5回小学生お宝かるた中央大会」(草加市教育委員会主催、NPO法人「草加今様草加宿」後援)が14日、草加市立中央公民館で開かれ、予選を勝ち抜いた低学年20人、高学年16人の計36人(高学年で1人欠席)が腕前を競った。

優勝の倉田さん 「来年3連覇狙う」

 中央大会は山本好一郎教育長が見守る中で開催され、「低学年の部」では初出場の浅香くるみさん(7)(新里小1年)が76・5枚で優勝した。「高学年の部」は、昨年に続き倉田芽依さん(11)(瀬崎小5年)が70・25枚で連覇した。

 浅香さんは「頑張って毎日練習した。1回から3回まで入賞した姉にはまだかなわないけど、初出場で優勝できたことはとてもうれしい」とにっこり。倉田さんは「練習量が少なくて不安だったが、優勝できてうれしい。来年も優勝して3連覇したい」と話した。

 「草加お宝かるた」は、歴史・文化の伝承やまちづくりに取り組む「今様草加宿」が郷土愛を育むことを目的に市内の史跡、名所などを公募し、絵札と読み札を作って2013年3月に発行した。同市教委は毎年、新1年生にかるたを贈っており、19年1月に初めて中央大会を開催。21年にはコロナ禍で中止されたものの、22年に再開した。

 予選は昨年10月から12月にかけて、市内の公民館や文化センターで開催。3、4人でグループを作り、試合ごとに顔ぶれを変えて1人4試合を行い、獲得した合計枚数(1試合4人で行えない場合は、3人時が4分の3、2人時は2分の1を獲得枚数にかけて計算し、合計枚数を算出する)で順位を決めている。

 各部の上位入賞者は次の通り(敬称略)。
 低学年の部=①浅香くるみ(新里小1年)②田中愛海(草加小2年)③渡颯真(清門小2年)
 高学年の部=①倉田芽依(瀬崎小5年)②清水菜央(氷川小6年)③荒井美咲(同)。