青年会議所が主催 八潮・フラワーパークで
「八潮ランタンフェスティバル with 花火」が9月23日、八潮市木曽根の「中川やしおフラワーパーク」で開催され、約3万人(主催者発表)が来場した。
同市に新たな文化を創り、子どもたちの夏の思い出になればと、八潮青年会議所(鳥海晃平理事長)が主催した。「花火は人を魅了し、まちの活性化につながる。隣接する市や東京では上がるのに、なぜ八潮では出来ないのか」と打ち上げを決めた。同市で花火が打ち上げられたのは実にTX(つくばエクスプレス)が開業した2005年以来だという。
幻想的な空間を演出するためにランタンを採用。ランタンは高さ50㌢、直径44㌢。電池のついたLED球を風船に取り付け、その上から赤や黄、白の紙で覆ってある。飛ばした後に回収して持ち帰ることもできるよう、重り付きの長さ10 ㍍のひもが付いている。
打ち上げ時間になると約300個のランタンが一斉に上がり、夜空に明かりを灯した。そこへ花火が打ち上げられると、来場者は歓声を上げながら、ランタンと花火の幻想的な空間を夢中で撮影していた。
鳥海理事長は「人々の笑顔が見られ、やってよかった」と笑顔を見せ、「子どもたちにもこうした思いを受け継いでもらいたい」と話していた。
会場は2時にオープン。来場者らは打ち上げまでの時間、たこ焼き、ケバブなどのキッチンカーグルメや雑貨、飲料などの模擬店、ダンスや同市立八條中、大原中の吹奏楽部によるステージ発表などを楽しみ、盛り上がっていた。