参加者を募集中
草加市のお祭りを中心によさこいを踊る市民講習連「踊りゃん☆隊」が参加者の募集を行っている。
「踊りゃん☆隊」を率いるのは、講師で隊長の柳瀬尚美さん(59)。柴田薫さん(58)、濱田律子さん(57)もコーチとして、柳瀬さんを支えている。
7月30日には参加者募集の告知PRも兼ねて、草加市のよさこい総踊り曲「草加よさこい~相思草愛~」の音楽に合わせ、約30人が練習を行った。柳瀬さんらが「腕はしっかり伸ばして」「自信を持って踊って」などと声を上げ、「踊りゃん☆隊」の受講生メンバーと一緒に汗を流した。
同隊結成のきっかけは、2008年の市制施行50周年を機に、「草加ふささらまつり」のイベントの一つで「踊るん♪よさこい」を披露したこと。以来、県内外で知られる「よさこい」に成長したものの、2020年以降、コロナ禍で同まつりが中止となり、昨年「踊るん❢よさこい」も廃止が決まった。こうした事情を知った草加市よさこい振興会(保坂紀生会長)や同会事務局長の田畑圭介事務局長、柳瀬さんらコーチ陣が「このまま伝統の灯を消してしまうのはあまりに忍びない」と、昨年、草加商工会議所まつりと共催で新たなイベント「YOSAKOIそうか2022~相思草愛~」の開催に向け、同隊が結成された。講習生らの多くも引き続き同隊の隊員として参加している。今年も「YOSAKOIそうか」に出場するほか、県外などのイベントでもよさこいを披露するという。
講習生の宮坂真里さん(53)は「隊がなくなると知った時は残念だった。本番は大変だと思うが、踊りきることが快感。ストレス発散や健康にもいい」と笑顔。隊長の柳瀬さんは「10月3日から全5回の講習会を予定している。敷居も低いので、一歩踏み出し、みんなと楽しくよさこいを踊りましょう」と隊への参加を呼びかけている。
田畑事務局長は「本番は草加商工会議所祭りと同時に行う『YOSAKOIそうか』。踊り子としてお祭りで踊って食べて飲んでといった一連の楽しみを一緒に味わってほしい」と話している。