草加市は1日、「音楽都市宣言30周年」を記念し、6月定例議会前に新庁舎の議場でコンサートを開催した。
市内在住のプロのクラシック音楽演奏家で構成される「草加市演奏家協会」から、会長の河内紀恵さん(ソプラノ歌手)や西村祐美子さん(同)、杉原庸子さん(ピアノ)、中野裕子さん(フルート)、竹前景子さん(バイオリン)の5人が出演。「乾杯の歌」や「花」、「情熱大陸」を披露し、最後に「草加市歌『想い出はいつも』」を来場者ら全員で合唱した。
山川百合子市長は冒頭、「新しい議場のオープンとともに、音楽に触れ、音楽都市宣言を広く知ってもらおうと企画した。市民らが気軽に音楽活動を行えるよう事業を展開していきたい」と述べた。
河内会長は「議場で歌うのは初めてだったが、天井が高く声が響いた」と感想を披露。「欧米などでは芝生の上でもコンサートが開かれる。日本でもリラックスして聞いてもらえたら」と音楽を聴く環境の広がりを期待した。