寄付100円でごみの削減に 子ども食堂にも貢献
越谷市の市民グループ「ア・ス・ヴェルデ友の会」(中島昌喜代表)が6日から8日まで、越谷市赤山町の商業施設「ア・ス・ヴェルデビル」1階で、「『捨てる』を見直して、地球に優しく!」をテーマに、「第4回リユースマーケット」を開いた。市民から不要になった衣類やおもちゃ、絵本、日用品などを回収。1点につき100円以上の寄付をすると持ち帰れるもの。集まった寄付金は市内の「子ども食堂」などに寄贈しており、不用品を提供した家庭も、寄付をして持ち帰った人も貢献できる取り組みだ。
友の会は「モノは捨てればただのゴミ。また使ってもらえば役に立つ」(中島代表)と、2年前から年2回のペースでリユースマーケットを開いてきた。スタッフが数か月前から、不用品提供の申し出のあった家庭を車で回り集めてきた。
今回、出品されたのはベビー服、子ども服、婦人服、作業着、アクセサリー、おもちゃ、ぬいぐるみ、絵本、日用品、雑貨など約2000点。不用品とはいえ、まだまだ使える程度の良いものばかりだ。
6日午前10時のオープンを待ちかねたように市民が訪れ、品定めしては数点ずつ持ち帰っていた。中には約50点手にした人も。近くに住む主婦(72)は、「いつも掘り出し物が多くて楽しみにしている。前回は、買うと高い手芸用の端切れやダウンジャケットを持ち帰った。今回は雑貨をもらったが、1点たった100円の寄付でいいのかしら、と心配になる」と話していた。
友の会の会員は約30 人だが、品物の回収や整理、マーケット当日の”店番”は、中島代表が経営するA・S・Vグループの社員が仕事の合間に行っている。中島代表は「意味あるマーケットなので、お手伝いしてくれるボランティアスタッフが増えるとありがたい」と話していた。