三郷市上彦名の三郷市立瑞沼市民センター体育館で5月27、28の両日、「第51回三郷市さつき展」(主催・三郷市、三郷市盆栽クラブ)が開かれ、多くの来場者でにぎわった。
1974年、市制施行2年後に「市の花」に定められて以降、「さつき」は多くの市民に愛されてきた。今回は市内の愛好家が丹精を込めて育てた「さつき」55作品と、同盆栽クラブが行う講習会受講者の8作品の計63作品が展示された。
27日午前中に品評会が行われ、同日午後から一般公開されると、家族連れなどが次々訪れ、三郷の風物詩を楽しんでいた。
品評会で埼玉県知事賞を受賞した三郷市盆栽クラブの石原隆会長(79)は「日頃の栽培管理の努力が実った。多くの人に見て喜んでもらえたのが何より」と受賞を喜ぶとともに、「今年は天候が不安定で、栽培が難しかった。また、高齢化で盆栽クラブの会員数も減少する中、各会員の協力で無事開催できた」と感謝していた。