ベビーカステラに長蛇の列で大好評
草加市の「音楽都市宣言」30周年を記念する初の野外コンサート「音楽の森ミニコンサートフェスティバル 森フェス!!」が5月28日、同市文化会館のホールロビーと駐車場で開かれ、約2万5000人(主催者調べ)の親子連れらでにぎわった。公益財団法人草加市文化協会(長谷部健一理事長)主催。同市共催。
個人事業主の女性起業家を集めた「ワタラクマルシェ」を各地で開催している吉川市のNPO法人「To Going Concern for Women」(吉川真由代表理事)が協力。同NPOの働きかけで、キッチンカー17台、ブース30が出展した。
萩原知保菜(しほな)さんが父・良彦さんと運営しているキッチンカー「1/f & Cafe(エフブンノイチ・アンド・カフェ)」では、吉川産の濃厚な卵を使ったベビーカステラを販売。カスタードにつけて食べる新感覚のディップ付きも登場し、長蛇の列ができていた。
草加市内から長女の布佐子さん(11)と2人で訪れた早原智子さん(42)は「お祭りでは必ずベビーカステラを買って家族とシェアしています。家に帰ってゆっくり味わいます」と楽しみにしていた。
昨年10月のオープンからわずか半年余りだが、ふわふわ食感のベビーカステラはどこのマルシェでも人気で、早くも草加の新名物となりそうだ。
ホールロビーと野外ステージでは、文教大学オーケストラ、和太鼓パフォーマンス、トランペット二重奏などの演奏が繰り広げられ、音楽を聴きながらグルメを味わい、アクセサリー作り体験やスタンプラリーを楽しんだりしていた。
キッチンカーなどの出展手配で協力した吉川さんは「自前のイベント以外に、こうした場に呼んでもらえるようになったのがうれしい。今とてもいい環境にあるので、継続していきたい」と話していた。