小学校入学を機に、初めて子どもだけでの登下校を経験する新1年生を交通事故から守ろうと、越谷警察署は10日、越谷市立宮本小学校の入学式に出席した新入生や保護者に交通ルールの大切さを伝える広報と見守り活動を行った。
6日から始まった「新入学児童等交通安全活動強化期間」の活動の一環。4月は登下校に不慣れな子どもが多く、交通事故に特に気をつける必要があるため実施している。
この日は同署交通課署員と交通機動隊隊員ら約10人が参加。同校正門前に白バイを止め、署員らが入学式に参加する85人の新入学児童と保護者に対し、交通安全を呼びかけた。
署員が「横断歩道を渡る時は手を上げて、左右をよく見てから渡ってね」と呼びかけると、新1年生たちは「はい」と元気よく答えていた。白バイに興味を持つ児童も多く、隊員に支えられて白バイのシートに座ってハンドルを握り、記念撮影していた。
同署の岸清一・交通課長は「新1年生には楽しい学校生活を送ってほしい。歩行者は周りをよく確認し、ドライバーも急な子どもの飛び出しに注意する必要がある。普段から安全確認を徹底してほしい」と話していた。
「交通事故に気をつけてね」 越谷署 宮本小入学式で広報活動