三郷市で活動する女性のコミュニティー団体「ミーモアミサト」(深井えりこ代表)が2日、「におどり公園」(同市中央1丁目)で子育て支援と地域の活性化を目的にしたイベント「mamaマルシェ」を開き、多くの来場者でにぎわった。
会場には、アクセサリーなどのハンドメイド作品や雑貨の販売、古本のセレクトショップなどのほか、キッズネイルやフォトスポットなど、ママさんたちの才能や資格を生かしたワークショップが多く出店した。ステージでは和太鼓やフラダンス、キッズダンスなどが披露された。
また、神奈川県厚木市で100年以上に渡り伝統を継承して来た「相模里神楽」が「獅子舞演舞」を披露。笛音色に合わせて獅子舞が会場内を練り歩くと、子どもにとりついた邪気を食べてもらって今年1年の災厄を追い払おうと、怖がる子どもを抱えて獅子舞に近づく親の姿もみられた。
小道具を使ったダンスも披露された ▷
▽ 「相模里神楽」による獅子舞のパフォーマンス
「ミーモアミサト」は2020年6月、コロナ禍で地域社会が閉塞する中、「女性がもっと地域や社会に参加しよう」と、市内で自動車整備会社を経営する深井代表(42)が呼びかけ、その声に応えた20~50代の会社役員、フラダンス講師、専業主婦、ブロガーらが集まって結成した市民団体。
これまで、「国際交流フェスタ」や乳がん検診を呼びかける「ピンクリボン運動」などを企画・実施してきた。現在、「におどり公園」内の複合公共施設「三郷中央におどりプラザ」を活動拠点にしている。
「mamaマルシェ」は月1回、定期的に開催している主軸事業。母親たちが得意なことで出店し、地域の活性化につなげている。
深井代表は「運営側でも出店者側でも、地域に携わろうとする人々が増えてきて、継続してイベントを開催する意義をより深く感じることができた。特に、子育てを応援してくれる仲間と出会えるイベントを今後も続けて行きたい」と話していた。
次回の「mamaマルシェ」は5月13日に予定されている。