卓上の格闘技とも呼ばれる「アームレスリング」をもっと知ってもらおうと、AJAF(オールジャパンアームレスリング連盟)公認チーム「あーむれすりんぐ ちーむ じょん」(島村信行代表)が19日、草加市の新里文化センター(山﨑欣子館長)で「アームレスリング体験」を行い、5家族15人が参加した。
現役アームレスラーの島村代表(45)が講師を務め、最初に世界各国での大会の映像を見せた。その後、腕相撲にアームレスリングの技術やコツを生かせば、力の差があっても勝てると述べ、「手首を巻き込み、腕時計を見る感じで自分の方に引き付けて倒す」「相手の親指を出来るだけ持つ」といった、勝つための技を伝授した。また、ゴムチューブを使うトレーニング方法や、実践でケガをしないために「腕と体の距離を一定に保つ」「握った拳をみる」などの方法を伝え、チームメンバーらとともに一人ずつ丁寧に教えていった。
最後に大人の部、子どもの部に分かれ、総当たり戦を実施した。子どもの部で全勝優勝した瀬崎小2年の女子児童は、「男の子にも勝てて楽しかった。全勝優勝できるとは思わなかった」と笑顔を見せた。
島村代表は「過去に草加市で全国大会を2回開催したことがあるが、アームレスリングの知名度はまだまだ低い。体験会で少しは興味を持ってもらえた」と述べ、「今後も体験会などを開き、アームレスリングを広めていきたい」と強調した。
同センターの山﨑館長は「アームレスリングを広げたいとの熱い思いが体験会につながった。家庭でも親子で遊べる競技として活用してもらいたい」と話していた。
<問い合わせ>「あーむれすりんぐ ちーむ じょん」の島村さん☎090・8084・9238