南部地域に防災施設 三郷
三郷市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の561億円で、前年度比1･6％増。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は931億811万年で同比1･5％増となった。
主な事業は、市の南部地域に防災やコミュニティー機能を備えた防災施設を整備する｢南部地域拠点防災コミュニティ施設整備事業｣に1億7713万円、三郷料金所スマートICフルインター化に向けた細部等の工事や周辺まちづくり基本構想策定の｢地域拠点基盤整備(フルインター化)事業｣に2億7000万円。
陸上競技場第3種公認取得に伴い駐車場未舗装箇所の整備を行う｢陸上競技場運営管理業｣に1650万円、マイナンバーカードや運転免許証を利活用した各種申請書の自動生成が可能となるスマート窓口を導入する｢基幹業務システム｣に1160万円。
また、子ども医療費の助成対象を18歳まで引き上げる｢こども医療費支給事業｣に7億1280万円、小･中学校給食費の物価高騰を支援する、岩野木と鷹野の学校給食センターの｢運営管理事業｣に4233万円、地区センターなど10か所に授乳室などを設置する｢文化施設管理等事業｣｢子育て支援拠点事業｣に1152万円のほか、死亡手続きをワンストップ化するために｢おくやみコーナー｣を設置する｢市民課事務事業｣に40万円などとなっている。
大瀬小の校舎を増築 八潮
八潮市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の394億8000万円で前年度比4･5％増。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は681億3287万円で同比0･3％増となった。
主な事業は大瀬小学校の教室不足見込み解消に向けて校舎増築工事を行う｢大瀬小学校の増築｣に4億5442万円。安心･安全な学校給食を提供するための｢学校給食ビジョンの策定｣に382万円。
地産地消や食育推進などを図るため、八潮市産の小松菜をパウダー化した製品を農業者団体から購入し、学校給食などに活用する｢八潮市産小松菜パウダーの活用｣に40万円。地球温暖化対策推進のため、太陽光発電システムや蓄電池の設置などに補助金を交付する｢太陽光発電システム等に対する補助｣に280万円。
日頃から水害リスクを把握し防災意識の向上を図るため、浸水深を表示した看板を設置する｢想定浸水深表示看板の設置｣に54万円。北部拠点まちづくり推進地区内で｢道の駅｣を計画するため、基本構想を策定する｢(仮称)道の駅基本構想の策定｣に685万円。
市民の負担軽減と業務効率化のため、新庁舎などへの｢書かない窓口｣導入や、全職員に研修などを実施し業務改善や効率化を目指す｢自治体デジタル･トランスフォーメーション(DX)の推進｣に5099万円などとなっている。