吉川市立三輪野江小学校(浦井智治校長、児童194人)で11月22日、5、6年生の外国語科授業に市内の管理栄養士でおうちごはん研究家の金丸利恵さん(47)がゲストティーチャーに招かれ、「食生活」について児童に話した。
授業は外国語科専科の石井利明教諭の指導でスタート。「食と栄養」をテーマに、バランスの良い朝食が心身の健康のために必要として、「主食」、「主菜」、「副菜」に使われる食品を英語で発音し、分類に挑戦した。朝食は「パンとオレンジジュース」よりも、「おにぎりと目玉焼き」の方がエネルギーになることを解説した。
続いて、金丸さんが「朝食を食べて、日中、太陽を浴びることが健康な体をつくる」と述べ、サプリメントだけなど栄養補助食品だけを食べても「(サプリメントは)アクセサリーのようなもの。食事の代わりにはならない」と強調した。
金丸さんは、主食はごはん、主菜は焼き魚や目玉焼き、副菜は野菜サラダなどと例を挙げて、児童たち独自の献立を考えてもらった。「おにぎりの具」を考えてもらうゲームも行い、児童は「おかか」や「サケ」、「梅干し」など好みの具を発表していた。
授業を受けた河村俊孝(としゆき)君(11)(6年生)は「朝ごはんは1日のエネルギーになるので、主食だけでなく、きちんと副菜などにも気をつけて、しっかり食べるように心がけたい」と感想を話した。立原陽香里(ひかり)さん(11)(5年生)は「主食と主菜、副菜をバランス良く食べることが大切だと思った。これからは栄養が偏らないように気をつける」と話した。
金丸さんは「好きなこと、やりたいことを自分らしく実現するために、栄養で体を満たしておくということを子どもたちに伝えることができて良かった。バランスの良い朝食を食べて、元気に過ごしてほしい」と話していた。
「朝食食べて健康に」 吉川・三輪野江小で食育