草加蕎麦商組合(大髙勇二組合長、加盟22店)は、市民らから募集したそばの新メニュー=9月19日既報=を今月28日まで、期間限定で提供している。
そば屋に親しみを持ってもらい客層を拡大することで、コロナ禍で減少した売り上げの回復を狙った、同組合初の取り組み。草加市独自の「事業者連携型売上V字回復チャレンジ事業補助金」(約80万円)を受けて取り組んだ。
9月5日から10月20日まで「作ってみよう❢おそば屋さんの新メニュー」と題してアイデアを募集していたところ、441点の応募があったという。
応募作から優秀作品5点を選定し、同月31日まで一つひとつ試作を繰り返した。
今回、優秀作品に選ばれたのは5点。このうち、県外から応募された「ねこそば」は、大根おろしか長芋とろろで猫の顔の輪郭をかたどってあり、自分でかまぼこや卵、あげ玉、きざみのりなどで目やひげなどを加えて顔を完成させ楽しめる、ユニークな作品。
また、「きんにくそば」は、ささみの天ぷらやゆでたブロッコリーなどが乗ったもの。「特大五目巾着そば」は餅やエビなど豊富な具材を巾着で包んである。「草加そばっく」はうなぎを使った豪華なもの。いずれも子どもたちのアイデアが反映されている。
「草加せんべい入りそば」は名物の草加せんべいやせんべい風の揚げ物などが入っている。
新メニューを提供するのは加盟22店中18店で、「草加そば商くみあい 新メニュー」と書かれたのぼりが目印。
大髙組合長は「子どもから大人まで、市内外の方々から多くのアイデアをいただきありがたい」と述べ、「各そば店で扱う商品は異なり、アイデアを基にアレンジされているので、多くの店で〝ちょっと早い年越しそば〟を味わってもらいたい」と話している。
<問い合わせ>草加蕎麦商組合の大髙さん☎922・3101。