八潮市

八潮市・八潮の絵画教室に通う女の子が最優秀賞

 八潮市の商業施設「フレスポ八潮」の絵画教室に通う尾形映里奈さん(12)(足立区立中川北小6年)の作品がこのほど、住友生命保険相互会社が行う絵画コンクール「越谷支社コンクール」の小学生5・6年生部門で最優秀賞に輝いた。
 今回のテーマは「みんなのえがお」。尾形さんは、「母が撮影した、一つのブランコで私と妹が一緒に遊んでいる写真を見ながら描いた」という。
 さらに、「最初にデジタルでイメージを固めてから描いた。草木が茂る背景が難しくて、たわしに絵の具を付けて葉を表現した。スカートの皺はうまく描けた」と喜んでいた。

最優秀賞を受賞した尾形さん

 タイトルは「ずっとずっとずっと」。テレビでウクライナの女子高生がSNSで戦争の現状を発信している姿を見た母親から、「世情を反映して作品にタイトルを」とリクエストされたことから、「ずっと笑顔が続く、ずっと楽しい時間が続く、ずっとその少女のことを忘れない」という意味を込めたという。
 また、「1年生の頃から教室に通っているが、最近になってようやく頭の中のイメージが絵にできるようになった」と笑顔を見せた。

尾形さんの作品「ずっとずっとずっと」

 このコンクールは同社が実施している「目指せ!ルーブル 第45回こども絵画コンクール」の各支社の審査会。最優秀賞作品は代表として全国審査会に出品され、その結果が12月上旬頃、ホームページで発表される。全国審査会で入賞した各部門の特別賞、金賞、銀賞、銅賞、秀作賞の各作品は、来年1月7日から9日まで、東京タワー フットタウン地下1階のタワーホールで展示される。
 さらに、各部門の特別賞、金賞、銀賞に選出された105点の作品は、3月17日から4月3日まで、フランス・パリの「ルーブル美術館」で一般公開される。