草加市

草加市・華道協会60回の記念展

 草加市華道協会(清水草薫会長、7流派、約80人)は「第60回記念華道展」を8、9日の2日間、同市の草加駅東口のアコスホール・ホワイエで開催する。
 同会は1972年、同市初の文化団体として5流派が参加して結成された。「流派を超えて和やかに。『お花を美しくみせたい』」を合言葉に、公共施設や市の行事での生け花展示に協力するなど精力的に活動している。また、文化庁が全国で行っている「伝統文化親子教室行事」に参加し、後進の育成に積極的に取り組んでいる。

「第60回記念華道展」のポスター

 今回の展示会には、72年の「第1回作品展」に出品した、古流の高橋理一さん(88)の作品をはじめ、「草加松原地区」と「新田西地区」の「伝統文化いけばな親子教室」に参加している子どもたちの作品や独協大生の作品も展示される。
 市内で「いけばな教室」を主宰する高橋さんは「家族の理解があって、今まで華道を続けられた。今が一番幸せ」と話し、今回の出品に意欲を見せている。
 また、清水会長(78)は「親子教室を卒業し、学生や社会人になった子が改めて華道協会に加入し、伝統文化の継承を担ってくれて本当にありがたい。展示会を多くの人に見てもらえれば」と話している。