吉川市

吉川市・オンラインで和菓子作り

 吉川市立美南小学校のPTAらで作る「美南小学校区子どもの体験活動実行委員会」(福田稔行委員長)が9月25日、同小PTA室でオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使った「和菓子作り教室」を行い、約60人が参加した。

 講師を務めたのは市内の菓子職人、鶴岡善次郎さん(74)と、同実行委員会事務局でアシスタント役の倉本則子さん(44)。参加者は、鶴岡さんが用意した材料を事前に受け取り、本番では配信される映像を見ながら、それぞれ和菓子作りに挑戦した。
 今回作った和菓子は2品。練りきり(白餡あんベースの生地から作る和菓子)や寒天を使った「秋の山」と、餅の生地で白餡を包んだ雪平などを使った「清流」で、どちらも「秋」をテーマにした鶴岡さんのオリジナル和菓子。

鶴岡さんのオリジナル和菓子「秋の山」(左)と「清流」

 参加した小学生や保護者からは、「初めて参加したけど楽しかった」「よく練りきりを食べていて、自分でも作ってみたいと思っていたが、夢がかなった」などと、喜びの声が上がっていた。
 倉本さんは「昨年よりも多くの人に参加してもらってありがたかった。子どもたちの可能性を広げることにつながれば」と話していた。また、鶴岡さんは「和菓子に興味を持ってもらえてうれしい。体験した子どもたちの中から一人でも和菓子職人や菓子に携わる人が育ってくれたら」と感謝の言葉を述べた。