草加市松原の松原団地西口公園で20日、「日山盆踊り」(日山盆踊り実行委員会)が3年ぶりに行われ、多くの来場者でにぎわった。
「日山盆踊り」は、例年開かれてきた「まつばら団地祭り」で行われる催しの一つ。一昨年、昨年、今年とコロナ禍で団地祭りは中止され、盆踊りもそれにならってきたが、「せめて今年は盆踊りで地域を元気づけよう」と、同実行委員会や草加松原団地自治会が感染対策を徹底して盆踊りだけの再開に踏み切った。
同日、会場には焼き鳥やビール販売などや、オリジナル手描きちょうちんを作るブースが並んだ。
勇壮な太鼓に合わせて踊ったのは老若男女約60人。中には、飛び入り参加する子どもたちもいて、「楽しいね」と笑いながら、元気いっぱいに踊っていた。
同実行委員会の田中悠委員長(42)は「自治会の人々の協力や後押しがあって開催できた。こうした状況下で中止も考えたが、子どもたちの笑顔を見ることができただけでも開催したかいがあった」と話し、「来年は盆踊りが始まって60回目なので、ぜひ開催したい」と意気込みをみせた。