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草加市・「オセロ兄弟」に注目を!

 草加市谷塚上町の土金大志君(12)(同立谷塚中1年)と、弟の凛駆君(10)(同谷塚小4年)の兄弟がこのほど、茨城県水戸市の水戸京成百貨店で行われた「第29回小中学生オセロ達人戦」に出場し、大志君が優勝し、凛駆君も3位に入り、〝オセロ兄弟〟として注目を集めた。
 オセロは、水戸市出身の研究家が開発した頭脳対戦型ボードゲーム。海外では「リバーシ」の名前で親しまれている。

 大志君は小学1年からオセロを始め、2年の時、都内台東区での「オセロ小学生グランプリ2017」に出場。約2600人の中から120人しか出場できない決勝戦に進んだものの入賞を逃した。
 負けず嫌いの大志君。練習を重ね、翌年3月、千葉県流山市の「南流山センター」で行われた「第70回流山オープンB級」で優勝した。また、19年3月、都内墨田区で開催された全国大会「第40期オセロ名人戦」では8位入賞した。今年3月には、小学生最後の全国大会「第42期オセロ名人戦」で準優勝するなど着実に力をつけた。

「オセロ達人戦」で優勝した土金大志君(左)と3位の凜駆君

 一方、凛駆君は兄の影響で4歳からオセロを始め、わずか半年で初段に。1年の時に2段となり、2020年、茨城県土浦市での大会では兄弟で優勝(大志君)、2位となり、ワンツーフィニッシュを決めた。
 兄弟は「来年は世界に行く。世界の頂点に立ちたい」と意気込んでいる。
 父親の会社員、毅さん(48)と妻のめぐみさん(42)は「全国大会では、子どもから大人までが一緒に戦う。大人とのコミュニケーションや強くなる力を身につけている」とし、大志君について、「強い人の棋譜を覚え、逆再生もできる暗記力が持ち味」と話す。

 また、末っ子の美雲さん(4)(きたうら保育園)も来年の「オセロ名人戦」でデビューする予定という。