三郷市

三郷市・瑞木小児童、車いすバスケを体験

 三郷市立瑞木小学校(山口清孝校長)は8日、4、5年生124人を対象に、「あすチャレ!スクール」と題した「パラスポーツ」の体験授業を実施した。
 この体験授業は「日本財団パラリンピックサポートセンター」が、パラスポーツの知識や障害への理解を深めてもらおうと、2016年度から、全国の小中高校で実施している。
 同日は、バルセロナからアテネまで、パラリンピックに4回連続出場した、元・車いすバスケットボール日本代表選手の神保康広さん(52)が講師を務めた。

 神保さんは、16歳の時にバイクの自損事故で脊髄を損傷したが、さまざまなことに挑戦したことや、自身のスポーツ経験を話し、「好きなことをやるなら、できないことを悩むより、できることを考えて挑戦することが大切。絶対に諦めないで」と強調した。

 また、児童らの代表が実際に車いすバスケットボールを体験し、パラスポーツの楽しさなどを学んだ。
 車いすバスケットボールで見事、シュートを決めた上原匠君(10)(5年)は「思ったよりも難しくなく、楽しめた」と言い、魚谷穰二君(同)(同)は「シュートを決められず悔しい。また機会があれば参加したい」と笑顔で話した。