八潮市観光協会は、6月25日、体験型観光事業として「じゃがいも収穫体験」を同市二丁目の「福岡農園」で実施し、市内外から23組約200人の親子らが参加した。
この収穫体験は2020年から行われている人気のイベント。
同日の収穫会場は、農業、福岡達則さん(61)の自宅に隣接し、福岡さんが管理・運営している「福岡農園」。農園のジャガイモ畑には、3月、「JAさいかつ」の新採用職員が研修を兼ねて100㌔を植え、福岡さんが仲間の協力を得ながら管理してきた。
親子らは福岡さんらの指導を受け、汗だくになりながら、土の中からジャガイモを掘り出した。最終的な収穫量は約1㌧に上った。
収穫したジャガイモは選別して持ち帰ることができ、一部は同市内の製菓会社「菊水堂」(岩井菊之社長)でポテトチップに加工され、製品の一部が後日、参加者らに配布される。
参加した子どもたちは収穫したジャガイモを手にして、満足そうな笑顔を見せていた。
同市観光協会の齋藤勝会長は「ジャガイモを収穫したことで、農家の人の苦労や食の大切さを感じてもらいたい」と話していた。