越谷市

県予選初優勝、全国大会へ・女子児童軟式野球「越谷ドリームス」

 越谷市内の女子児童の軟式野球チーム「越谷ドリームス」がこのほど、埼玉県予選で初優勝し、悲願の全国大会(30日から石川県金沢市民球場など)に出場する。選手たちは、同市内の少年野球チームに所属し普段は男子と一緒にプレーする。公式戦ごとにチーム編成する“オール越谷”チーム。昨年は県予選決勝で敗れ、今回、雪辱を果たした。
 「NPBガールズトーナメント2022日本女子学童軟式野球大会県予選会」は6月11、12日の両日、加須市の「加須きずなスタジアム」で6チームが参加して行われた。
 シードされた「越谷ドリームス」は準決勝から出場し、「川口ガールズ」(川口市)に10―5と圧勝。決勝では「さくらそう」(さいたま市)を4―1で破った。
 決勝戦では村上陽菜乃選手(12)(新方小6年)が先発し、二塁打を放つなど投打で活躍した。寺下柑菜主将(12)(桜井南小年)は「今年は絶対優勝しようと選手一丸となって戦った。全国大会では初戦突破を目指す」と話した。
 「越谷ドリームス」は2012年に結成。少年野球チームの中では女子の出番が少ないため、監督らが「女子だけのチームを」と呼びかけて発足した。現在、小学1年生から6年生まで70人が所属している。
 監督の大学職員、須貝成司さん(57)は「投手と守備の堅い守りのチーム。スピードとパワーは男子にひけをとらない。全国大会では優勝を目指す」と張り切る。
 全国大会は30日から8月4日まで、石川県の金沢市民球場などで全国の43チームが参加して行われる。