三郷市茂田井の北部浄水場で4日、「水道施設見学会」が開かれ、市民約20人が参加した。
生活に必要不可欠な水への意識を高め、浄水場の役目を広く知ってもらうのが目的。例年、水道週間(1~7日)中に実施されているが、昨年、一昨年はコロナ禍で中止となった。
3年ぶりの見学会は、感染症対策として参加者らを2班に分け、見学ルートを別にして行われた。簡単な解説の後、参加者は職員の案内で施設内を見学した。
「塩素混和池」や「自亜塩素室」、「ろ水機」など普段は立ち入れない施設を見て回り、各地点ではクイズも用意された。また、「濾過体験」や「応急給水体験」も行われた。見学後は、水道水や水道水を一度沸騰させて冷ました水、ミネラルウォーターの味などを比較する「利き水」も行われた。
同市谷口の主婦は、「三郷市の水はおいしい。普段は立ち入れない施設で楽しく、勉強になった」と話した。
同市水道部は「水の大切さについて再認識してもらえれば」と話していた。