草加市は同市松江2丁目の同市建設部資材置き場で14日、水防訓練の一環として、土のう作成と土のうの積載訓練を行った。
土のうは河川の取水期に入る6月を前に、浸水被害防止や台風前に希望する市民に配布するためのもの。土のうの重さは1袋約15㌔。同日はあいにくの空模様となったが、80人の同市職員が約1200個の土のうを作成した。
同訓練は、一昨年には新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止されたが、20年以上も前から行われており、同市の水防の一翼を担って来た。4年前の台風19号の際には、約1400袋の土のうを使用、あるいは配布したという。作成した土のうは随時、消防署に渡し、そこから希望する市民に配布される仕組みになっている。
同市建設管理課では「土のうのストックと、水防の意識醸成に向けた訓練。取水前のこの時期に万全の準備を整えておくことが大切」とし、「状況を見てストック数を増やす予定」と話している。