越谷青年会議所(小船隆一理事長)は9日、「ご近所DIY!~公園をカラフルに~」と名づけたユニークなイベントを開催した。越谷市内の公園の滑り台やブランコ、鉄棒などの遊具を赤、黄色、青の3色のペンキで塗り替えようというイベント。同会議所メンバーと一般公募で集まった親子をはじめ、市内の高校生、大学生ら約200人が参加した。
市内には多数の公園があるが、老朽化して塗装がはがれた遊具もある。そこで、同会議所の「まちづくり委員会」(吉田将光委員長)が塗り替えを提案したところ、市側の快諾を得たため、錆取りと塗装をボランティアで行うことになった。
塗装したのは、鷺高第一公園(同市東大沢)など3か所。まず、錆取りをした後、市民らが3色のペンキで塗り替え作業を行った。
滑り台の塗り替えは階段とスロープ。上から順番に塗らないと、手や足にペンキが付くため、参加者は注意しながら、はけでムラにならないように何度も色を重ねていた。
鷺高第1公園でブランコの塗装をした長屋香名子さん(37)は3人の子どもと参加。「初めてのペンキ塗りを子どもたちと一緒に楽しめた」と笑顔で話した。また、子どもと一緒に滑り台を塗装した、清水綾さん(39)は「ムラなく塗るのが難しかったが、終わった後は充実感でいっぱい」と話していた。
約3時間後、カラフルに変身した遊具を見て、参加者らから歓声が上がった。
同会議所まちづくり委員会の吉田委員長(34)は「初めての挑戦だったが、ペンキ塗りは行動した成果がすぐに目に見え、皆さん楽しんでいた。きれいな遊具を安心して利用してもらえれば」と話していた。
公園遊具を化粧直し・越谷青年会議所3か所で