ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナを支援するため、吉川市は14日、ふるさと納税制度を活用した寄付金集めを始めた。今後、避難民を受け入れた場合の費用に充てるほか、同国への物資支援、医療や保健、子どもの保護など人道支援に使うことを検討している。
寄付はインターネットで「ふるさとチョイス」のサイトで同市を選び、「ウクライナ緊急人道支援」から2000円単位での寄付となる。返礼品はないが、住民税などの控除は受けられる。期間は今月31日まで。ふるさと納税を使った寄付金の募集は、兵庫県や大阪府泉佐野市などが始めている。
このほか、同市は11日、ウクライナ支援のための募金箱を市内公共施設7か所に設置した。設置場所は市役所、市民交流センターおあしす、各市民サービスセンター、中央公民館など。5月31日まで受け付ける。募金は日本赤十字経由で「ウクライナ人道危機救援金」へ送金する。物資の支援は受け付けていない。
<問い合わせ>吉川市政策室TEL982・5112。