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八潮/県北部からイチゴ届く

八潮陥没被災者に

 深谷市や本庄市などの農家を中心に組織する農事組合法人「埼玉産直センター」(深谷市)がこのほど、八潮市で発生した陥没事故で避難した人々などに向け、県産のイチゴ「あまりん」600パックとミニトマト300パックを配布した。

あまりんやミニトマ トを受け取る八潮市の元避難住民ら (やしおん提供)


 この日は配布を心待ちにしていた人々が長蛇の列を作り、あまりんやミニトマトを受け取ると、「支援に感謝している」「家族で食べたい」などと口々に話し、笑顔で持ち帰った。

 支援は、イベントの企画やキッチンカーのマッチングなどを展開し、昨年12月に同市と災害時応援協定を締結した(一社)「The Yashiostyle (ザ・ヤシオスタル)」(福元伸吾代表理事)が県や同市の協力を得て主導した。

 福元代表は、地域と農業団体の連携が災害時の迅速な対応や支援活動につながることを示せたとし、「今後も協定を生かし、地域社会が一体となって被災者を支援する取り組みを続けていければ」と述べた。

 今回は対象者が限定的だったため、大々的な告知は行われなかった。