
越谷市は3月16日、越谷総合公園多目的運動場と増林地区センターで、同地区と合同で震災を想定した「総合防災訓練」を行った。東日本大震災や過去の風水害の教訓を踏まえ、災害発生時における市や防災関係機関の応急対策を検証・確認するとともに、住民の防災意識高揚と知識向上を図ることが目的で、195人が参加した。
訓練は「茨城県南部を震源域とする大地震(推定マグニチュード7・3)が発生し、越谷市の震度は6強」―と言う想定で、住民は、初期応急活動をしながら、指定緊急避難場所である同運動場へ向かって避難を開始した。
さらに、各班12~13人、計6班に分かれ、15分ごとのローテーションで「避難所開設」「避難行動要支援者搬送」「傷病者搬送&給水」「発電機等設置」「展示ブース見学」「応急救護」の各訓練を行った。
給水訓練では給水車の仮設蛇口から給水袋に水を入れて運び、発電機等設置訓練では扱い慣れない発電機を発動させて電灯をつける訓練を行った。「初めてやってみていい経験になった」と参加者は口々に話していた。