地域活性化図る
草加商工会議所はこれまで、地域経済成長の原動力となる中小、小規模事業者の持続可能な経営環境の整備が極めて重要だとして、地域経済活性化を目的とする事業を推進してきた。同時に、地域活性化を図るためのさまざまな事業にも取り組んできた。


地域経済活性化では、2006年に「草加モノづくりブランド」の認定事業を開始し、13年にはバスやトラック、タクシーなどの運転手の人材募集に特化した「ドライバー就職応援キャンペーン~草加地域就職面接会~」を開催した。新型コロナウイルスが猛威を振るった20年4月には感染拡大に対応した市内商工業緊急経済対策に関する要望を同市に提出し、11月には「草加市プレミアム付商品券」の発行(発行額13億円)にこぎつけた。また、24年には日本政策金融公庫越谷支店と連携し、市内の中小企業を訪問し、金融や税務などのほか、後継者探しなどの経営課題を直接聞き取り、日本公庫が提供する融資制度などの提案につなげる経営支援策を始めている。

一方、地域活性化に関しては、1992年に初の「商工会議所まつり」を開催。20年はコロナ禍で中止したものの、毎年開催し、多くの来場者でにぎわっている。08年には地場産業である浴衣の注染技術を使った「ふささらシャツ(現・クールビズシャツ)」の企画販売を開始したほか、11年には創立20周年を記念した「お見合いパーティー」、21年には同30周年を記念した〝人を大切にする経営〟を実践する企業を表彰する「草加でいちばん大切にしたい会社」大賞表彰式と記念講演会を開催。以降、毎年実施している。
それ以外にも、東京2020五輪聖火リレーを記念して市にオリーブ2本を寄贈し、植樹式と銘板の除幕式なども実施している。