満田工業 バッグを西陣織で

満田工業(株)(本社・吉川市、満田浩樹代表取締役)が展開する日本発のラグジュアリーレザーブランド「SALON DE ALFURD(サロンドアルファード)」がこのほど、昨年に続いてイタリアの「ミラノコレクション」にバッグを出展し、高い評価を得た。
今回の出展では、日本のラグジュアリーフォーマルウェアブランド「MUNETAKA YOKOYAMA」 とコラボ。「Japanesque Sustainable Formal(ジャパネスク・サステナブル・フォーマル)」をテーマに、日本が誇る伝統工芸の一つである西陣織の帯の生地を用いたラグジュアリーバッグを発表した。
特に反響を呼んだのは2種類のクラッチバッグ。一つはゴールドの「リボン付きクラッチ」(12万1000円)。流れるような地模様の生地を着物の帯結びのようなインパクトあるリボンに仕立て、優美でタイムレスな印象にした。もう一つは「横長クラッチバッグ」(9万9000円)。黒地にはっきりとした華やかな花柄で、着物生地の特徴を際立たせるシンプルなデザインになっている。いずれも西陣織の繊細さとイタリア製牛革の質感が融合し、来場者から「まるでアートのよう」「伝統技術とモダンデザインが融合し、まさにサステナブル」と絶賛された。
ミラノコレクションは世界3大ファッションイベントの一つ。
同ブランドでは、イタリアのタンナー(革をなめす製革業者)に依頼した上質な革を使用して製品を生産。自社工房でバッグ職人が裁断から仕上げまで一貫してハンドメイドで仕立てている。
同社では今月11、12の両日午前10時~午後6時(最終入場時間は午後5時30分)、吉川ショールーム(吉川市川藤815)で「ファミリーフェア」を開催する。問い合わせは同ショールーム☎982・4898。