春の節分に当たる2日、草加市氷川の草加神社で「追儺式節分祭」が行われ、多くの来場者でにぎわった。
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この日は降雪予報も出るあいにくの天候だったが、「豆撒き神事・福豆拾い」が行われる少し前には雨も上がり、約150人の来場者が列を作った。豆撒きには、同市内に部屋を構える追手風部屋の日翔志(27)、大飛翔(21)の両力士や、県と同市、草加せんべいが大好きな同市応援ご当地キャラクター「そうかニャン」も参加し、神社の役員などと一緒に豆撒きを行った。
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両力士らが「福は内」と大きいな声を出しながらお菓子や豆を撒くと、参加者たちは歓声を上げながら、我先にと〝福〟を拾い集めた。「いっぱい取れた」「家族で仲良く食べたい」などと笑顔で楽しい時間を過ごしていた。
豆撒きは、春の節分に「福は内、鬼は外」と唱えながら豆を撒くことで、災いを除き福を招く「除災招福」を願う信仰が広まったと伝えられている。