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吉川/吉川の食材 ふんだんに 学校給食献立コンテスト

受賞12作品に児童ら舌鼓

戸張教育長(中央)から賞状を受け取った宮内さん(左)と相良さん(右)
戸張教育長(中央)から賞状を受け取った宮内さん(左)と相良さん(右)

 「吉川産を使ってもっとおいしく」をテーマに、吉川市給食センター主催の「学校給食献立コンテスト」が行われた。小松菜、長ネギ、大根、白菜、キャベツ、ブロッコリーなど吉川産の食材を使った学校給食の献立や新メニューを考えるもので、今年で2回目。
 コンテストの部門は、自らテーマを決め、吉川産食材を1品以上使用し、主食・主菜・副菜・汁物など給食1食分の組み合わせを考える「献立部門」と、吉川産食材を使用した未発表のオリジナルメニューを考える「メニュー部門」の二つ。
 昨年の夏休み期間に募集したところ、献立部門373、メニュー部門142の計515作品の応募があり、選考の結果、各部門6人、計12人の受賞者が決まった。
 1月24日に同市立栄小学校で中原恵人市長が市長賞を、27日に同市立美南小学校で戸張利恵教育長が教育長賞を手渡し、受賞した献立を試食した。六つの献立とメニューは、1月の全国学校給食週間(24~30日)に新しい献立として各校の給食で提供され、大好評だった。
 献立部門に応募した「吉川産野菜たっぷり献立」で教育長賞を受賞した宮内琴羽さん(美南小5年)は、「全品に吉川産を入れたかった。ハンバーグのトマトソースに行きつくまでに時間がかかった。JAさいかつのサイトを見て、野菜を調べた」とうれしそうに話した。また、「メニュー部門」の「ブロッコリーのバターソテー」で入賞した相良麻陽さん(同)は、「みんなが苦手な野菜のブロッコリーが食べられるように考えた」と話した。
 授賞式の後、教育長賞の献立を児童たちと一緒に試食した戸張教育長は、「吉川産をふんだんに使ってくれてうれしい。地場産を意識したり、すてきな町だと感じて古里として愛してくれたらと思う。給食など食べることは大事。その献立に多くの子どもが興味を示し、応募してくれたことはうれしい」と話していた。授賞式で司会を務めた学校給食センターの澁谷菜七子所長は、子どもたちがわずか15分で完食した空っぽの容器をながめ、「本当においしかったんでしょうね」とうれしそうに話していた。
 各部門の受賞者は次の通り(敬称略)。
【献立部門】
▽教育長賞=「吉川産野菜たっぷり献立」(宮内琴羽・美南小5年)▽優秀賞=「野菜が苦手でもおいしく食べられる吉川産野菜の献立」(北沢栞・北谷小2年)、「吉川産たっぷり給食」(武藤陽葵・東中2年)▽入賞=「吉川産野菜を使った和風洋食献立」(北沢優・北谷小4年)、「やみつきになるピリ辛メニュー」(小川宗真・東中2年)、「たんぱく質たっぷり成長応援飯!」(市薗佑真・吉川中2年)
【メニュー部門】
▽市長賞=「吉川ねぎと鶏肉のカレーグラタン」(尾島琥太郎・栄小5年)▽優秀賞=「和風小松菜ぎょうざ」(鈴木野乃花・中央中1年)、「吉川産ブロッコリーの塩昆布炒め」(田村碧唯・栄小4年)▽入賞=「シャキシャキ小松菜三色炒め」(赤池未来翔・栄小6年)、「小松菜とじゃがいものトマトミートグラタン」(髙橋優・東中2年)、「ブロッコリーのバターソテー」(相良麻陽さん・美南小5年)