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松伏/織田選手が3連覇

若手らに大差の走り 全日本シクロクロスで

シクロクロスの全日本選手権で3連覇を達
成した織田選手Ⓒ Kasukabe Vision FILMz
シクロクロスの全日本選手権で3連覇を達 成した織田選手Ⓒ Kasukabe Vision FILMz

 第30回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスが12月14、15の両日、宇都宮市の「道の駅うつのみやろまんちっく村」で開催され、15日の「男子エリート」で松伏町の織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が2位に約26秒の差をつけて優勝、3連覇を達成した。
 シクロクロスとは、舗装や芝、泥道、林間などの未舗装が入り交じるコースを走る競技で、障害物を飛び越えたり、自転車を担いだりする。今回の男子エリートでは、1周2・7㌔を9周した。
 序盤は4人が先頭集団を形成。王者の織田選手が本命視されていたものの、地元の沢田時選手(宇都宮ブリッツェン)やエリートクラス初参戦の副島達海選手(大阪産業大学)にも注目が集まった。だが、3周目に織田選手が集団を抜け出して先頭に立ち、副島選手と沢田選手が追う展開となった。織田選手はその後も後続を引き離し、圧倒的な走りでゴールした。
 表彰台で織田選手は「目標にしていた3連覇を達成できた。4連覇、5連覇と、先輩方の記録はまだまだ遠いが、一歩近づけた。寒い中応援していただきありがとうございます」と話した。
 地元の松伏町から応援に駆け付けたファンは、「技術、体力、勝負勘で織田選手が抜きん出ていた。強い織田選手を見られてよかった」と話していた。