越谷・楽農三恵園
越谷市増林の農地所有適格法人･楽農三恵園(吉田忠茂社長)の畑で、特産のサントウサイの収穫が終わり、サントウサイの漬物｢山東菜漬｣を販売している。
サントウサイは非結球白菜の一種で、１８７５年に中国･山東省から入ってきたとされる。肉厚で水分が多く、漬物は同市の｢こしがや愛されグルメ｣に認定されている。越谷周辺の特産だが、生産農家が激減し、漬物を扱う店も減ってきたため、市外から同園を訪れる客も多い。
同園では11月下旬から収穫作業を始め、切り分け、洗い、２度の漬け込みを経て、12月中旬から漬物の販売を開始した。
値段は昨年同様、樽たる３キロ･グラム５７６０円。１００グラム１８０円の小分けからあるので買い求めやすい。オリジナルレシピで作ったキムチのカクテキ５００円、カットキムチ６００円も人気だ。
草加市の池田喬さん(79)は｢毎年買いに来る。寒いとよく漬かっていておいしい｣と話していた。
吉田社長は｢今年のサントウサイはサイズも大きく、昨年以上によく育ってくれた。寒くなってきたので甘さも増している。年に１度しか味わえない無添加の山東菜をご賞味ください｣と話していた。購入は同園で直接か、ホームページから申し込みで配送も可能。電話予約も受け付けている。
＜問い合わせ＞楽農三恵園(越谷市増森2600)☎960･6288(午前10時～午後４時)