ボッチャなど楽しむ 子ども向け企画も
吉川市は障害者週間の3~9日に合わせて障害がある人もない人も一緒にスポーツを楽しんでもらおうと、「第8回屋内スポーツ大会」を11月30日、吉川市民交流センターおあしすで行い、167人の来場者でにぎわった。
同市の体育館が改修工事を行っているため、会場をおあしすに移した。体育館に比べ狭いため、多目的ホール、フィットネスルーム、生活工房の3か所を利用した。毎年恒例の「ボッチャ大会」に加えて、ターゲットボッチャ、輪投げ、アキュラシー、スカットボール、カーレットなど六つのスポーツ体験会を加えた。体験会1か所でスタンプを1個押してもらい、6個貯まるとお菓子の詰め合わせがもらえるため、子どもたちは喜んでいた。
人気の「ボッチャ大会」には12チームが参加。障害者、高齢者、子どもなどが参加して、投げた球がいいところに行くと歓声と拍手が起き、盛り上がった。
体験会では、初めて輪投げ、スカットボール、カーレットを使用した。「輪投げが楽しかった」という4歳女児は、右半身まひで生まれた。3歳まで寝たきりだったが、昨年からリハビリを始めて、今では輪投げで遊べるようになった。従妹や祖父母、親戚らと遊びに来て、世代を超えてスポーツを楽しんでいた。
同市障害福祉課の海老澤圭祐さんは「狭い場所だがいろいろなスポーツを体験してもらおうと思った。楽しんでもらえればうれしい」と話していた。