松伏町

松伏/松伏町文化祭、華やかに

1700人が来場 見て楽しむ

ステージでバレエを
披露する子どもたち
ステージでバレエを披露する子どもたち

 松伏町文化協会主催の「第49回松伏町文化祭」が3日、田園ホールエローラ(同町中央公民館)で開かれ、約1700人が来場した。
 午前9時30分、ホールにはこれから舞台に上がって踊る人、歌う人たちが緊張した表情で集まっていた。ダンス、歌、琴、民舞、コーラスなどの実演や、書道、写真、美術、手工芸、陶芸の展示など、子どもから高齢者まで日頃の成果を発表した。
 鈴木勝町長は「サークル活動は人を幸せにし、健康にする。家にいたのでは笑わない。引きこもっちゃダメ。大人もできたときに褒めてもらいましょう」と作品を鑑賞しながらうれしそうに話した。
 絵手紙を鑑賞していた松村美代子さん(75)は「昔やっていた。今はカラオケで忙しいけど、時間があったらまたやりたい」と意欲満々な様子。一緒に来た大島節子さん(77)と柳田久代さん(77)は「好きなことを元気なうちにやりたい」と絵手紙に興味津々だった。
 工芸室では、秋をイメージした華道と、第1回文化祭から参加している木目込みが来場者の目を楽しませていた。真ま多た呂ろ人形学院の屋代真華倖理事は、越谷にちなんで「鷹たか匠じょう」を制作。土台から作る木目込み人形を訪れた人はうっとりと眺めていた。
 屋外の模擬店では、ゆめみ野工房がパンとクッキーを販売。開店と同時に12種類約120個のパンが飛ぶように売れた。自家焙はい煎せん珈コー琲ヒー咲さ久く羅らは、自慢のコーヒーのほかに、コーヒーベースにシロップソーダを混ぜたノンアルコールカクテル「モクテル」を販売して人気だった。来場者は文化の祭典を思い切り楽しんでいた。