「すごい人とできて刺激」市民体育祭で
越谷市の年に1度のスポーツの祭典「市民体育祭2024ファミリースポーツデイ」が3日、同市のしらこばと運動公園で開かれ、約4000人の参加者がスポーツを楽しんだ。
今年は「スポーツ・レクリエレーション都市宣言」50周年記念事業として、元サッカー日本代表の岡野雅行さん、福西崇史さん、田中順也さん、太田宏介さんの4人を招き、サッカー教室を行った。集まった子どもたち40人は、ドリブルやリフティング、シュートを教わり、真剣なまなざしでボールを追いかけた。ミニゲームには元サッカー選手の福田晃市長も飛び入り参加し、イベントを盛り上げていた。
舘岡真菜さん(10)は「お父さんがサッカーをやっていたので、小学校でクラブに入っている。参加して楽しかった」と話した。サッカー経験のある本間登さん(45)は息子の蒼唯さん(10)を参加させた。「すごい人と少しでもできればいい刺激をもらえる」と息子のシュートに一喜一憂していた。グラウンドではこのほか、100メートル走、1000メートル走も行われ、声援が飛び交っていた。
一方、紅白玉入れの「越谷玉入れピック」には親子やチームが参加。「しらこばと陸上クラブ」として親子で参加した母親は、「やる前に子どもたちが玉でピラミッドを作って、持って構えて、投げる、という作戦を立てた。みんなで楽しめました」とうれしそうに話した。
「親子大玉ころがし」では親子の交流を、400メートルリレーではチームの絆を深めた。「越谷ナンバー1決定戦」100メートル決勝では上位9人が決勝に進出し、小学生女子が14秒13、一般の部男性が11秒10で優勝を飾った。
最後の競技「お宝キャッチ」では、未就学児がパン食い競争ならぬお菓子食い競争に参加して、来場者を和ませていた。