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越谷/高齢者の健康寿命延伸へ

老人福祉施設 フィットネスで有酸素運動

筋トレと有酸素運動のラウンドフィットネスに挑戦する参加者ら
筋トレと有酸素運動のラウンドフィットネスに挑戦する参加者ら

 健康寿命を延ばしてもらおうと、油圧抵抗マシンを使った「ラウンドフィットネス」が3日から、越谷市増林の老人福祉センター「ゆりのき荘」で始まった。同マシンは、筋力トレーニングと足踏みによる有酸素運動を30秒ごとに行なうサーキットトレーニングで、筋力向上、体脂肪減少、心肺機能向上などによる肩こりや腰痛の改善などが期待されるという。
 施設利用者のアンケート調査で「健康」に関する要望が多かったことから、「越谷市社会福祉協議会・シンコースポーツ(株)グループ」が運営する同市老人福祉センター4館で始めた。ひのき荘が2019年から、けやき荘が22年から、くすのき荘が23年から実施しており、今回のゆりのき荘で、すべてで行われることになった。
 初日に講習会を受けた木村喜一さん(72)、雅子さん(67)夫妻は、「最初だからキツイけど楽しい」と満足そうだった。松本弘さん(82)は、「脳梗こう塞そくを患ったから、ステップのバランスがとりにくい。でも汗をかくほどじゃない運動だから、楽しくできた」と話していた。梅田修さん(73)夫妻は「ウォーキングはしているけど、筋肉をつけた方がいい」と参加した。
 参加希望者は、事前の予約が必要となる。初めての人は講習会受講が義務付けられている。時間は、午前9時30分~、10時30分~、11時30分~、12時30分~、午後1時30分~、2時30分~。市内在住で60歳以上の人は、1回200円で利用することができる。このほか、市内在住の60歳未満と市外在住の人は、別途、センター使用料がかかる。対象は高校生以上。
 「無理なく楽しく行える運動なので、講習会でマシンの使用方法などを覚えて参加してもらいたい」とシンコースポーツで越谷市民プール総括の佐藤雄紀さん(32)は話している。
<問い合わせ>越谷市社会福祉協議会・老人福祉センターゆりのき荘☎992・6601