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越谷/子どもが料理でおもてなし タコライスやサラダなど

シングルマザー対象に 

子どもが作った料理を一緒に楽しむシングルマザーの母親たち
子どもが作った料理を一緒に楽しむシングルマザーの母親たち

 越谷市に住むシングルマザーとその小学生の子どもを対象にした「子ども料理教室&ママの休息サロン」が8月3日、同市北越谷の北越谷地区センター・公民館で行われた。20~40代のママたちと小学校1~4年生、計7組14人が参加した。この企画は同市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」が主催、特定非営利活動法人全国女性会館協議会と日本テトラパック(株)が共催した。
 日頃お世話になっているママに子どもたちが料理を作り、ママはその時間に絵本を読み聞かせてもらい、小さなアート作りをして一人の時間を楽んでもらおうという目的で、参加無料で行われた。
 講座が始まると、ママと子どもたちは、別々の部屋に分かれた。子どもたちは、越谷産米と地場野菜を使ってタコライスとサラダ、バナナシェイクに挑戦した。料理を通して、チャレンジ精神や他者との協力を学ぶとともに、地場野菜・米を使用することで環境問題についても知るきっかけになった。
 一方のママたちは、絵本を読み聞かせてもらい、ペーパーステンドグラス作りを楽しんだ。参加者は「親子別は初めてだった。リラックスできてよかった」、「調理場から声が聞こえてきて気がかりだったが、頑張っている声で良かった。見えると声や手が出てしまう」と笑った。また、「絵本や工作はこれまでしてあげる側だった。今回してもらう側になって、自分の感情でできた。いい時間だった」とほっと一息つくママもいた。
 子どもたちの作った料理が完成すると一緒に食事会だ。1時間半、離れ離れになっていた親子が寄り添い、料理をほおばる。「おいしい」「頑張ったね」などと、うれしそうなママの声が広がった。
 ママも子どもも笑顔になる企画に、「次があったらまた参加したい」と参加者は話していた。