八潮市

八潮/八潮市 脱炭素へ東京ガスと協定

 八潮市は6日、東京ガス(笹山晋一社長、東京都港区)と「ゼロカーボンシティの実現等に向けた包括連携協定」を締結した。

協定書を持つ大山忍市長(左)と東京ガスの小西常務執行役員(右) (八潮市提供)


 締結式には東京ガスの小西雅子常務執行役員が出席。環境省が掲げる2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組みやエネルギーの地産地消、個人や事業者への太陽光発電設備などの普及、低炭素エネルギーの調達や公共施設への供給などについて意見を交換した。
 また、地域の防災機能強化や地域目線での新しい価値の創出、学校などにおける環境エネルギー教育や食育などを通じた啓発活動を行うことにも話は及んだ。

 小西常務は「創業以来培ってきた信頼や地域密着力を生かし、ゼロカーボンシティの実現に向けて連携できることをうれしく思う」と述べ、「価値共創により地域課題の解決と持続可能なまちづくりに取り組みたい」と強調した。
 大山忍市長は「知見をお借りし、緊密な相互連携に基づいた取り組みを実施し、将来の都市像として掲げる『住みやすさナンバー1のまち 八潮』の実現を目指したい」と述べた。

 八潮市は2021年4月に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明している。