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三郷/「世界の舞台で戦える」 ハンドボール・吉野選手

パリ五輪出場で自信 三郷市長に帰国報告

 ハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN(ジャパン)」のメンバーとしてパリ五輪に出場した吉野樹選手(30)が9日、三郷市役所を訪れ、木津雅晟市長に試合結果などを報告した。

木津市長(右)に五輪報告をした吉野選手 (三郷市提供)


 東京五輪では開催国枠での出場だったが、パリ五輪では36年ぶりに予選を突破し、自力出場を果たした。予選リーグではスペイン、ドイツ、スウェーデンなどハンドボール本場のヨーロッパ勢5か国と対戦。結果は全敗で予選敗退となったが、クロアチア戦、スロベニア戦の2試合で1点差の勝負に持ち込むなど善戦した。

 吉野選手は「結果は5戦全敗だったが、日本のスピードやコンビネーションは世界に通じる可能性を感じた」と強調。「三郷市から多くの応援をいただき力になった」と謝意を表した。
 木津市長は「ハンドボールをする子どもたちや市民に大きな夢や希望を与えていただけた。三郷市から五輪選手を輩出でき、うれしく思う。今後とも頑張ってもらいたい」と激励した。

 吉野選手は同市立瑞木小学校、北中学校出身。現在は愛知県刈谷市に本拠地を置く「ブレイヴキングス刈谷」(旧・トヨタ車体ブレイヴキングス)に所属。大会では5試合で5得点を挙げている。