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草加/草加2選手 活躍誓う パリ・パラ出場

山川市長「市の誇り」

 パリ・パラリンピックに出場する女子車いすバスケットボールの財満いずみ選手(27)、森田俊光アシスタントコーチ(54)、車いすフェンシングの藤田道宣選手(37)の3人が7月17日、草加市役所で山川百合子市長を表敬訪問した。

山川市長(左から2人目)にパリ・パラへの意気込みを語る森田コーチ(左)、藤田選手、財満選手(右から) (草加市提供)


 財満選手は「チーム一丸となって40分間走り回り、体格の大きな選手も圧倒するようなゲームをしたい」と強調。
 藤田選手は「団体戦の主将に選ばれた。チーム力を生かせるよう盛り上げたい」と述べ、2人とも「目標のメダル獲得に向けて頑張りたい。応援をお願いします」と声をそろえた。

 山川市長は「パラリンピック出場は市としても名誉で誇り。世界の舞台での活躍を市民全体で応援する。すばらしい成果の報告を期待します」と激励した。

 財満選手は生まれつき背骨が曲がる脊椎側湾症で、小学6年生から車いすを使用。中2の時、車いすバスケの試合を観戦したことで競技を始めた。高3の時に世界選手権大会で初めて日本代表に選出。副キャプテンを務めた2019年のU25世界選手権では準々決勝でドイツを破り、日本歴代最高のベスト4入りを達成した。

 一方、藤田選手は高校生でフェンシングを始め、04年、高3の時に全国高校総体に出場するなど活躍したが、19歳の時に事故で頚椎を損傷。下半身がまひし、車いす生活となった。10年に車いすフェンシングを本格的に始め、日本代表として国際大会に出場。21年の東京パラリンピックにも出場した。