三郷市

三郷/気象予報士が解説 自分守る熱中症対策

三郷で講座に30人

 三郷市は6月15日、三郷中央におどりプラザで、同市PR大使で気象予報士の藤富郷さん(49)を講師に招き、熱中症予防講座「暑さを知ることで自分を守る~熱中症を予防しよう~」を開き、約30人が来場した。

気象予報士の藤富さんが講師を務める熱中症予防講座 (三郷市提供)

 藤富さんは今夏の気象予報や熱中症対策、今年4月から運用が始まった熱中症特別警戒アラートについて解説した。特に「熱中症の発生頻度は室内が一番多い」と強調。「室内に温度計・湿度計を設置し、数値を確認しながら、エアコンの温度調整を。夏場は室温25~28度、湿度は45~60%が快適に過ごせる目安」と話した。

 さらに「喉の渇きを感じたら、体内の2%の水分が失われている。体重60㌔の人で1㍑以上になるので、水分を補給すること。塩分の補給も忘れずに」と指摘。「UVカットの日傘も効果的」と述べた。

講師の藤富さんと受講者らの様子 (三郷市提供)

 参加者からは「三郷市の暑さの実情を知り、熱中症対策について学べた」「日傘の利用が効果的だと知った」などと話していた。
 藤富さんは「正しい知識と暑さへの対策で、熱中症患者の発症数はゼロに抑えられる。環境省が提供する『熱中症予防情報サイト』などを利用し、状況に合わせた対応をとってもらいたい」と話していた。