草加市

草加/熱中症予防の休息所 クールオアシスそうか

無理せず寄って涼とって

 熱中症などで気分が悪くなった際の〝緊急避難所〟として、草加市は市内の公共施設や薬局など計77か所に「クールオアシスそうか」を設置している。

店頭に貼ってあるクールオアシスのポスター

 気温や湿度が上昇し、不快指数が高まるこの時期は、体が気温の上昇に慣れておらず、熱中症にかかる危険性が高くなる。このため、同市は2012年から毎年クールオアシスを設置している。
 緊急避難所としての役割と同時に、熱中症患者を1人でも減らすのが狙い。クールオアシスの設置場所は広報で告知しているほか、施設入り口や店頭にポスターを掲示して、目につくようにしている。

 同市健康づくり課では「高齢者や持病を持つ人は、体感では気温を判別しにくく、室内でも熱中症になる恐れがある」とし、「特に外出時などは積極的に利用していただき、めまいや頭痛、吐き気、倦怠感などを感じたら、ためらわずに利用してほしい」と話している。さらに、「集団行動の場では仲間の体調にも配慮し、異変があればすぐに119番通報を」と呼びかけている。

 草加市ではこれまで、6月1日からクールオアシスを設置していたが、今年は気象庁が4月24日から「熱中症警戒アラート」の提供を開始したことに伴い、同日から設置。熱中症の発生に警戒を強めている