女子サッカー日本代表として、東京2020オリンピックに出場した吉川市在住の南萌華(ルビ・もえか)選手(22) が8 月 31 日、同市の中原恵人市長を表敬訪問した。南選手は、グループリーグでカナダ戦、イギリス戦にフル出場し、準々決勝ではスウェーデンと戦った。チームは8 位入賞した。
南選手は「いただいた応援メッセージは出場前にゆっくり時間をかけて、全部読み頑張る力になった。小さい子が一生懸命書いてくれたメッセージなどもあり、とてもうれしかった」と市民の応援への感謝の気持ちを述べた。
中原市長は「南選手の活躍は子どもたちに『頑張れば出来るんだ』という大きな夢を与えてくれた。吉川市民の誇り。今後も世界での活躍を期待している」とエールを送った。
同市は、南選手を応援しようと、市役所内に「応援メッセージコーナー」を設置した。国旗に寄せ書きするもので、市民170人が「目指せ金メダル」「南選手の思いのこもったプレーを楽しみにしています」などのメッセージを寄せた。市内のサッカーチーム9チーム(少年サッカー8、大人のフットサル1)もメッセージを寄せた。メッセージ付きの国旗は市内の南選手の自宅に届けられた。
南選手は小学校時代、地元の「吉川ホワイトシャークサッカースポーツ少年団」に入り、その後、「浦和レッズレディース」のジュニアユース入り。17年には「浦和レッズレディース」のトップチームに昇格した。ポジションはDF(ディフェンダー)。18年の「U―20女子ワールドカップ」(フランス大会)では、日本代表の主将として優勝に貢献し、大会の最優秀選手賞(MVP)にも選ばれている。